今日は「孤独」についてのお話です。
いきなりですが
「あなたは今孤独ですか?」
なかなか素直に「はい!」と答える人は少ないのではないでしょうか。
「孤独」という言葉を聞くと一般的にはネガティブなイメージで捉えられることが多いですね。
僕も若い頃は
「孤独」=「悪いこと」
という捉え方をしており、できるだけ人とつるむことを「良し」と思って行動していました。
しかし本当にそうでしょうか?
このブログでも何度か言ってますが物事には必ず「裏」と「表」、「プラス」と「マイナス」が存在します。
つまり孤独にも必ずプラス面があるということですね。
今日はその「孤独」のプラス面にスポットを当てていきたいと思います。
「孤独」や「一人でいること」って意外と悪くないんです。
ある意味人生を好転させるために必要な時間であるとも言えます。
この記事を読んでいただくことで、あなたの「孤独」に対するイメージが少しでも良い方向に変化することを期待しています。
そしてたった今一人で孤独を感じている方も、孤独は悪いことばかりではないと理解することで少しでも気持ちが楽になれば嬉しいです。
孤独って思ったよりも悪くない
孤独はそんなに悪くないということをお伝えするために、僕が孤独に対する考え方を変えるきっかけとなった出来事からお話します。
以前のブログでも話ましたが、僕は20代半ばで心身を病み社会からドロップアウトした経験があります。
当時は無我夢中で楽しむどころではなかったのですが、今思えばこの時に自分自身と向き合う下地が出来たような気がします。
いったん落ちるところまで落ちて「これ以上悪くはならんやろ」というところまでいくと何か「地面に着地した」ような感覚を得ることがあります。
僕の場合はそこから少しづつ社会復帰にむけて歩みはじめました。
最初のころは「一日一回近所の公園まで歩く」のを目標にして「行けたらノートに○をつける」ということをやっていました。
当時の僕にはたったそれだけの事でもなかなかハードルの高い日課だったのです。
その後少しづつやれることが増えて自分で工夫して色々と日課を増やしていきました。
人間は出来ることが増えてくると嬉しいものです。
仕事をしていないという焦りはあるものの、日課を行うことで少しづつ心身も安定し、結果的にその後の社会復帰につながっていくことになりました。
この時はほとんど人と会わなかったわけですが
(当然昼間はみんな仕事してますし)
「孤独って思っていたより悪くないな」というか「人生で一人になって自分と向き合う時間」って実は必要なのではないかなとすら思いました。
じっさいこの時の「公園までの散歩」で得た経験が今の生活に活かされている部分もあります。
何か目標を決めたら小さな階段を作って出来るところからコツコツと進めていくというやり方ですね。
「孤独」は確かにしんどい所や寂しいところもありますが決してマイナス面ばかりではないということがわかりました。
人生でずっと孤独である必要はないとは思いますが、ずっと集団の中にいるとどうしても「価値観」も染まって来ますし「固定観念」に縛られてしまうこともあります。
一度そこから離れてみて、自分自身の内側と向き合う。
そういった時間も人生の中であってもいいのかなと思います。
あなたはどうでしょうか?
今現在の生活で自分自身と向き合う時間はとれているでしょうか。
中には上手に「自分の時間」を生活のなかに取り入れて、バランスのとれた生活をされている方もおられると思います。
もし自分と向き合う時間が少ないと感じている方は意識してそういった「孤独時間」を生活に取り入れてみても良いかも知れません。
またやむを得ず孤独な状況になってしまっている方もあまり悲観的にならず、むしろ人生の必要な時間と捉えて有意義に孤独を活用してみてはいかがでしょうか。
孤独は本当にやりたいことを知るチャンス
次は「孤独は本当にやりたいことを知るチャンス」ということについてお話していきたいと思います。
あなたは人生の重要な場面での選択においてなんとなく周りの意見に流されて決定してしまったという経験はないでしょうか?
恥ずかしながら僕がまさにそうで、進学から就職もしかしたら結婚のタイミングすら何となくまわりの意見に背中をおされるような感じで人生を進めてきてしまったのかもしれません。
ようするに先のことはあまり考えず、何となくまわりの意見に流されて生きてきたわけです。
そんな感じでな何となく生きてきた僕が、40代になって離婚と退職を同時に経験することになります。
正直これはヤバいと思いました(笑)
ここでようやく「これからの進路についてちゃんと自分で考えてみよう」という結論にいたったわけです。
ということでその当時興味のあった介護とヨガの学校に通うことにしました。
今思えばこの時たまたま一人だったからこそ自分のやりたい方向に進むことができたのだと思います。
もし家族がいれば介護業界の給料では無理だったでしょうし、「40代のおっさんがヨガのインストラクターになる」という発想すら生まれなかったと思います。
この選択が正解だったかどうかはわかりませんが、少なくとも「自分で決めた」という経験が残ったのは良かったのではないかと思っています。
あなたの場合はどうでしょうか?
さすがにここまで何も考えずに人生を進める人のほうが少ないとは思いますが何となく「まわりの意見」を気にして大事な選択をしてしまうことはないですか?
この場合の「まわりの意見」は世間の常識も含まれます。
あまりにも周りからの情報が多いと本当に自分のやりたいことが見えなくなってしまうことがあります。
そんな時しっかりと一人の時間を持ち自分自信と向き合うことで、本当に自分のやりたいことが見えてくるかも知れません。
それが本当に自分のやりたいことかどうかはやってみないとわかりませんが、少なくとも「自分で決めた」という事実は残るわけです。
この「自分で決める」を繰り返していけばきっといつか「本当にやりたいこと」に出会えるのではないかと今の僕は考えています。
自ら決めて行動するということは結果が全て自分に返ってくるので大変ですが、同時に面白くやりがいのあることでもあります。
あなたも「孤独」がもたらしてくれる「一人の時間」の中で自分自身の心の声にしっかりと耳をかたむけてみましょう。
じつは本当にやりたいことを見つけるチャンスの時なのかもしれません。
一人の時間は自分を成長させるチャンス
最後は「一人の時間は自分を成長させるチャンス」ということについてお話していきます。
「孤独」というのは最初にも言いましたが、一般的にはあまり良いイメージではありません。
「ひとりぼっち」
「寂しい」
「虚しい」
といった感じでしょうか。
ただこの一人というのは見方によったらものすごく良い部分もあるわけです。
「たっぷりの時間」
「集中できる空間」
「何でもできる自由」
この3つだけでもなんだかワクワクするものを感じませんか?
せっかくならこの「孤独」だからこそ得られる3つの特典をしっかりと自分の成長のための利用してしまいましょう。
あなたは一人の時間を自分自身の成長のために有効に使えてますか?
世界的に見て日本人は社会に出てから勉強する人の割合が極端に少ないそうです。
これは逆に言うとみなさんチャンスですよね。
「孤独時間」を有効に使って人生を有意義なものにしていきましょう。
やることは何でもよいのですが、僕からの個人的なオススメは
「ワクワクするもの」
「好きなもの」
「やりたいもの」
で
「やればやるほど上達するもの」
「経験が積み重なっていくもの」
「こころと体がよろこぶもの」
ですね。
最近僕チャレンジしたものに「7号食」というものがあります。
これは玄米とごま塩だけで(梅干しも可)10日間過ごす方法です。
その間胃腸を休めることでデトックス効果が期待できます。
ここ最近少し食生活が乱れていたので気になっており思い切ってやってみることにしました。
2~3日目あたりが一番きつく「あーラーメン食べたい!」みたいな誘惑に何度もかられましたが、何とか10日間やりきることができました。
やりおえると大幅な体重減と心の軽さ、そしてなんと言っても大きな達成感を得ることが出来ました。
これなんかも「一人の空間」があればこそできたのかなと思います。
家族の食事を作らないと行けない方とか、付き合いで外食の多い方などはなかなか難しいと思いますし。
そういう意味でこんなふうに思いついたことを思いついた時にすぐに実行できる環境って意外と恵まれていうんだなあとあらためて感謝するにいたったわけです。
もし今一人の時間が多くて「寂しい」とか「暇でしょうがない」と感じている方は、ぜひその時間を自分のために使ってみてください。
もしかしたらそれは無い人から見たら「すごくうらやましい時間」なのかも知れないのです。
なんとなく人生が自分のためにもたらしてくれた時間、それをしっかり自分のために使う。
気がつけばそれはあなたをを大きく成長させる貴重な時間になっているかもしれません。
まとめ
ここまで「孤独」について書いてきました。
あなたの「孤独」に対するイメージは変わりましたか?
意外と孤独も悪くないと思われた方もおられるのではないでしょうか。
世の中には家族や仲間にかこまれて幸せに暮らしておられる方もいれば、一人でも充実した人生を送られている方もいます。
今回いちばん伝えたかったのは人生どんな環境でも捉え方さえ変えれば、けっこう充実した毎日が送れるということですね。
いま「孤独」に悩んでおられる方も無理やり環境を変えようとせず人生で必要な時間なんだと捉え、自分自身のためになる有意義な時間にしてみてはいかがでしょうか。
気がついたときには環境そのものが大きく変化しているかもしれません。
「孤独」があなたの人生を大きく飛躍させるきっかけになることを期待しています。
最後まで読んでいただきありがとうございました。