オリンピック貴族とは?メンバーの実態と問題点をわかり易く解説!
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以前から話題になっていたオリンピック貴族(五輪貴族)の問題が6月20日の橋下徹氏の発言でさらにピックアップされましたね。
この橋本氏の発言により「オリンピック貴族」に対する批判の声がさらに強くなったのですが
SNSでは
「オリンピック貴族って誰のこと?」
「オリンピック貴族って何?初耳」
「オリンピック貴族のメンバーって?」
という声もあがっておりました。
オリンピック貴族という言葉自体が初耳だった方も多くおられたようですので今回は以下のポイントに焦点を当ててわかりやすく解説していきたいと思います。
今回のポイント
  • オリンピック貴族って誰のこと?
  • オリンピック貴族のメンバーの実態は?
  • オリンピック貴族の何がそんなに問題なの?

 

以上3点ですね。

それではいってみましょう!

オリンピック貴族とは誰のこと?

オリンピック貴族とは何でしょうか?

メンバーは誰なんでしょうか?

彼れは別名オリンピックファミリーとも呼ばれており主にIOC委員のことを指します。

簡単に言うと

オリンピック貴族=オリンピックファミリー=IOC委員

ということですね。

なぜIOC委員がオリンピック貴族と呼ばれるようになったのかというと実際にヨーロッパの貴族や王族が設立当時多く含まれていたからです。

このIOCという組織は1894年にピエール・ド・クーベルタン男爵の提言で設立されたのですが歴代会長は爵位をもった人が多く任命されていますね。

設立当初は活動費が自腹だったこともありメンバーは裕福な王室・王族関係者に限られていましたが、時代とともにメダリストや政治家あるいは弁護士なども含まれるようになりました。

これは2013年のデータなのですが一般に開放されたとはいえ、やはりハイソなセレブが多いイメージですね。

じっさい自分たちで仲間を選ぶという閉鎖的で特権的なシステムは変わっておらず今回の問題が表面化する前からたびたび問題視はされていたようです。

  • もともと貴族によって設立された
  • 現在は一般人も含まれるがその特権は貴族的である

このような理由からIOC委員がオリンピック貴族(五輪貴族)と呼ばれるようになったんですね。

オリンピック貴族のメンバーの実態

ではオリンピック貴族のメンバーの実態とはどのようなものなのでしょうか?

わかりやすく今回の東京オリンピックのケースで見てみましょう。

開催側の東京都や大会組織委員会は彼らオリンピック貴族を無下に扱うわけにはいかず、それなりの「おもてなし」しなければならないのです。

その「おもてなし」の内容の一部を紹介します。

  • 都内の4~5つ星のホテルを用意する
  • その数はシングル・ツイン・ダブル・スイート合計1400室
  • これらのホテルはオリンピックファミリーホテル(OFH)と呼ばれている
  • 部屋の配分はIOCの独断で決める

ホテルだけでもこのような取り決めがあります。

さらにその金額は

スイートなら一泊300万

と言われてます。

しかもIOCが負担するのは1泊400ドル(4万4000円)までで、その差額は大会組織委員会が負担するということです。

それ以外にも細かいところでは

  • IOC会長の空港到着には厳粛に対応
  • ホテルの出迎えは笑顔で
  • 朝食ビュフェでは幹部を待たせないようスタッフ増員
  • スタジアムの飲食は高品質なものを
  • 会場のラウンジにワインとビールを常備
  • IOC全員に新品の携帯電話を配布

これらは2014年にオスロが五輪立候補を断念した際に地元紙が報じた内容です。

当時の内容とはいえこれでは辞退したくなりますよね。

こういった例をみてもいかにオリンピック貴族(IOC)の特権が異様なものかが理解できます。

オリンピック貴族の何が問題になっている?

では今回なぜオリンピック貴族があらためて問題になっているのでしょうか?

一つはこのコロナ渦で我慢している国民や都民の感情を逆なでしている部分ですね。

「我々は普段の生活を我慢して耐え忍んでいるのにオリンピック貴族のメンバーは悠長に海外慰安旅行ですか?」

という感情です。

しかも先程出てきたホテル代の超過分も言ってみれば国民の税金ですからそれはみなさん怒りますよね。

そしてもう一つは

IOCの利益>日本国民の安全

という部分ですね。

日本の世論の大部分が開催反対の中、自分たちの利益を確保するために強引に開催をゴリ押しするIOCの姿勢に嫌気がさしている。

「日本国民の安全より五輪貴族(IOC)のメンバーの利益を優先するのか!」

と憤りを感じている人も多いようです。

今回の開会式の観客数の上限の問題でも再び議論が起こっています。

もしコロナ渦でなければ特に問題にならなかったかもしれませんが、今回はいろいろな場面でIOCの問題点が大きく表面化してしまったのです。

オリンピック貴族に対する反応

では最後にオリンピック貴族に対するじっさいの世間の反応をまとめてみたいと思います。

以上ですね。

やはり国民が苦しんでいる中、オリンピック貴族だけが特権を利用して特別待遇をうけることに納得がいかないという声が多かったですね。

そして今回のニュースでオリンピック貴族という言葉を始めて知った方もも多かったようです。

まとめ

今回はオリンピック貴族について

  • オリンピック貴族って誰のこと?
  • オリンピック貴族の実態は?
  • オリンピック貴族の何がそんなに問題なの?

の3点をテーマに解説してきました。

結果をまとめておきます。

結果まとめ
  • オリンピック貴族とはIOC委員のことである
  • IOCは1894年に貴族によって設立された
  • 現在はメダリスト・医者・弁護士なども含まれる
  • 大会組織委員会はオリンピック貴族に対し「おもてなし」をしなければならない
  • オリンピック貴族には数々の異様な特権がある
  • オリンピック貴族の特権がコロナで明るみに出たことで国民の怒りが噴出している

 

以上ですね。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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