衆議院選挙2021はネット投票できるの?期日前投票や不在者投票の方法は?
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今回は

「衆議院選挙2021はネット投票できるのか?」

をテーマにお届けします。

 

令和3年10月14日衆議院は解散し「衆議院選挙2021」の日程も発表されました。

衆議院選挙2021の日程は以下のとおりです。

公示 10月19日

投開票 10月31日

つまり投票日は10月31日ということですね。

この発表に対しネットでは

「あまりにも急すぎる」

「予定入れてて投票に行けない」

といった声が多く上がっておりました。

また以前から

「ネット投票ができれば楽なのに」

「投票しにいくのがめんどう」

「ネット投票なら入れます」

といった声はたくさん聞かれていました。

私もそのうちの一人です。

ネットでサクッと投票できれば昨今問題になっている投票率の低下も一気に解決すると思うのですが・・・

 

そこで今回は「衆議院選挙2021ネット投票できるのか?」

にテーマをしぼってお届けしていこうと思います。

また「期日前投票」「不在者投票」など衆議院選挙2021の投票日に投票所に行けない人のために詳しい方法もお届けしていきたいと思います。

衆議院選挙2021はネット投票できるのか?

結論から言うと

衆議院選挙2021でネット投票はできません

残念です。

 

これだけインターネットが進んだ世の中、欲しい物がワンクリックですぐに買える時代になぜ「ネット投票」は認められていないのでしょうか?

ネット投票が実現していない理由をさぐっていきましょう。

ネット投票ができない理由その1 法律

ネット投票ができない理由の1つ目は

法律が認めていないから

なんですね。

 

いくら世間の声が大きかろうが「法律が認めていない」となると諦めざるをえないですよね。

公職選挙法 第46条(投票の記載事項及び投函)

第1項 衆議院(比例代表選出)議員又は参議院(比例代表選出)議員の選挙以外の選挙の投票については、選挙人は、投票所において、投票用紙に当該選挙の公職の候補者一人の氏名を自書して、これを投票箱に入れなければならない。

要するに「投票所」「投票用紙」「自分で書いて」投票してください。と公職選挙法にかかれてしまっているのです。

この法律が作られたのが1950年ですからまさか現在のような「ネット社会」が構築されるとは思いもしなかったでしょう。

「衆議院選挙のネット投票」を実現するにはまずこの法律の文言を変える必要がありそうです。

ネット投票できない理由その2 不正投票

ネット投票ができない2つ目の理由は

不正投票のリスク

ですね。

 

確かに投票立会人が存在しないネット投票では不正投票が行われやすい環境にあるといえるでしょう。

例えば老人ホームなどで自分の意志が反映しにくお年寄りに半強制的に投票させるという可能性なども否定できないということです。

またハッカーによる攻撃によって投票の内容そのものが変えられてしまう可能性もあります。

デジタル化することで新たなリスクが生じるということですね。

不正投票に関しては世界各国でも問題となっており、かつなかなか適切な解決策もみつからず「ネット投票」の実現を阻害する大きな要因となっています。

ネット投票ができない理由その3 運用面

そしてネット投票ができない3つ目の理由としては

運用面とコスト

です。

 

かりに「法律面」と「セキュリティ」が解決したとしても、実際にネット投票を運営しようとすると莫大なコストと技術力が必要だということですね。

さきほどの不正投票を防ぐためのハッカー対策システムの構築と絶対的な信頼度が必要になります。

もし今回の衆議院選挙2021のような全国規模の選挙で重大なシステムエラーなどが発生したら取り返しのつかないことになります。

そういったリスクを考えると簡単に

「次の選挙からネット投票にしよう」

というわけにはいかないということですね。

衆議院選挙2021ネット投票に対する世間の反応

それでは衆議院選挙2021のネット投票に対する世間の反応を見ていきましょう。

まずはこのツイートを御覧ください。

これは「ネットでできたら便利」と思う行政サービスは?というアンケートですね。

ここでは「ネット投票」はなんと住民票に続いて2位に入っています。

選挙の投票をインターネットでできるようにしてほしいという需要はかなりありそうですね。

つづきましてこちらはヤフーニュースで行われた選挙のネット投票に対する賛成と反対のアンケート結果です。

 

賛成 70.3%(17,465票)

反対 26.2%(6,498票)

わからない 3.5%(881票)

ということでここでも7割以上の人がネット投票に賛成しています。

では個別の意見を見ていきましょう。

ネット投票賛成派の意見

まずはネット投票対する賛成意見から見ていきましょう。

ネット投票反対派の意見

続いてネット投票に対する反対意見です。

やはり反対意見の中には

「不正選挙が行われるのではないか?」

というコメントが多かったですね。

アンケート自体は賛成が70%を超えていたのですが、コメントをしている人はほとんどが反対意見でした。

このことから比較的ライト層は「ネット投票賛成」に入れたのではないかなという感想をもちました。

衆議院選挙2021投票に行けない人の投票方法

衆議院選挙2021ではネット投票はできないということがわかりました。

それでは10月31日の投票日に投票所に行けない人はどのように投票すればよいのでしょうか?

いくつか方法はありますので紹介していきます。

①期日前投票

「10月31日当日に予定があって投票に行けない」

という人のために「期日前投票」という制度が設けられています。

期間は

公示の翌日~投票日の前日まで

つまり今回の衆議院選挙2021ですと

10月20~10月30日まで

毎日が投票日ということになります。

この期日前投票というシステムは平成15年に導入され、年々利用する人が増えています。

4年前の衆議院選挙では約4割の人が期日前投票で投票したというデータも残っています。

お住まいの市区町村に必ず一箇所は設置が義務付けられていますので確認してみましょう。

②不在者投票

選挙期間中、住民票のある地域以外に滞在している人が投票できるように「不在者投票」というシステムがあります。

不在者投票制度 仕事や旅行などで、選挙期間中、名簿登録地以外の市区町村に滞在している方は、滞在先の市区町村の選挙管理委員会で不在者投票ができます。 また、指定病院等に入院等している方などは、その施設内で不在者投票ができます。

本来ですと投票できるのは3ヶ月以上住民票をおいている自治体で投票しなければいけないのですが、この「不在者投票」の手続きを行えば出張先や旅行先などで投票ができるということですね。

不在者投票の手続きの流れ

不在者投票のやり方について総務省のホームページにあがってましたので引用しておきます。

  1. 名簿登録地の市区町村の選挙管理委員会に、直接または郵便等で投票用紙、投票用封筒及び不在者投票証明書を請求します。(各市区町村の判断で、オンライン請求も可能となっています。)この場合、どこで投票したいかを伝えます。
  2. 交付された投票用紙などをそのまま持参して、投票日前日までに投票する市区町村の選挙管理委員会に出向きます。

市区町村によっては期日前投票所でも投票できるようですので、お住いの地域自治体のホームページ等でご確認ください。

また都道府県選挙管理委員会が指定した病院や老人ホームばどでも不在者投票は行われています。

不在者投票の注意点

最後に不在者投票の注意点ですが以下の2点は確認しておきましょう。

1・住民票は特別な理由がない限り引っ越した日から14日以内に移すことが法律で義務付けられている。

2・手続きをしていなければ5万円以下の過料を請求されることがある

ということですね。

ついめんどうで住民票を移していないという人もけっっこうおられると思いますがこの2点は気をつけておきたいですね。

③在外投票

「投票期間中に海外にいて投票できない」

という方もおられると思います。

そんな人のために海外にいながら国政選挙に投票できる制度が「在外投票」です。

詳しいやり方は外務省のホームページにありますのでこちらにリンクを貼っておきます。

https://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/senkyo/abroad.html

④郵便投票

投票日に投票所まで出向いて投票するのが困難な方に「郵便投票」という制度が設けられています。

対象は総務省ホームページでご確認ください。

https://www.soumu.go.jp/senkyo/senkyo_s/news/touhyou/yuubin/yuubin01.html

また令和3年6月18日からコロナで宿泊・自宅療養されている方にも「特例郵便等投票」として適応範囲が広げられています。

https://www.soumu.go.jp/senkyo/senkyo_s/news/tokurei_yuubin.html

衆議院選挙2021の投票日はいつ?

衆議院選挙2021の投票日は

令和3年10月31日

です。

当日の投票内容は

「小選挙区選挙」

「比例代表選挙」

の2つです。

「小選挙区選挙」は立候補者の氏名を1人だけ用紙に記入

「比例代表選挙」は支持する政党等の名称を1つだけ記入

しましょう。

それぞれの投票用紙に記入間違いのないように注意してください
(比例代表の投票用紙に立候補者名を記入すると無効になります)

衆議院選挙2021期日前投票の期間は?

衆議院選挙2021期日前投票の期間は

令和3年10月20日~令和3年10月30日

です。

期日前投票ができる場所は各市区町村に最低1箇所はありますので、時間場所等は各自治体のホームページ等で確認してみましょう。

まとめ

今回は

衆議院選挙2021はネット投票ができるのか?

ということをテーマにお届けしてきました。

ネット投票に関しては賛成意見は多いもののまだまだ問題も多く実現までには時間がかかりそうですね。

ただネット投票はできないものの「期日前投票」「不在者投票」など選挙当日に投票所に行けない人のためにいろいろな救済制度があることもわかりました。

昔に比べると選挙投票の利便性は確実に向上しているようですね。

最後に今回のポイントを纏めておきます。

要点まとめ

・衆議院選挙2021でネット投票はできない

・ネット投票には3つの大きな障壁がある(法律・セキュリティ・運用コスト)

・ネット投票の世間の反応は賛成7割反対3割

・ただしネット投票に対する根強い不信感あり(特に不正投票に対し)

・選挙当日投票所に行けない人のための救済制度あり(期日前投票・不在者投票・在外投票・郵便投票)

・衆議院選挙2021の投票日は令和3年10月31日

・衆議院選挙2021の期日前投票の期間は令和3年10月20日~10月30日

 

以上ですね。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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