あなたは当たり前の日常の中に幸せを感じてますか?
そんな意見の方もおられると思います。
じっさい僕もそんなふうに感じていたこともありました。
日常を当たり前に過ごしていると小さな幸せに気づくセンサーがだんだんと鈍くなってきます。
そこで今回は自分の体験も交えながら、日常の小さな幸せに気づくちょっとした方法をお伝えしていきたいと思います。
具体的には
・日常でいったん立ち止まるために普段と違う動きをする
・身の回りの「当たり前」のものの中に「当たり前でないもの」を見つける
この2つですね。
これだけ読むと「どういうこと?」という感じですが
これらは前回紹介したマインドフルネスのひとつで、僕がじっさいにやってみて効果があったものです。
私たちの日常には、実はたくさんの幸せがあふれています。
それに気づけるかどうかがここでのポイントですね。
あなたも「気づき力」をアップさせて日常に潜んでいるたくさんの幸せを見つけて下さいね。
当たり前のことに改めて感謝してみる
では当たり前の幸せに気づく方法を具体的に紹介していきましょう。
いきなり
「目の前のことに感謝せよ!」
と言われても忙しい日常を過ごす中ではなかなか簡単にできることではありません。
じっさい僕もそうだったので、ここは焦りは禁物です。
まずはしっかり立ち止まって今やっていることに意識を向ける練習から始めていきましょう。
そのために僕がやったのは
「普段と違う動きをしてみる」
という方法ですね。
中でもオススメなのが
「ふだん片手でやっていたことをあえて両手でやってみる」
というやり方です。
たとえば
という感じです。
とりあえずここでは3つあげてみましたが、ふだん片手でやっていることなら何でもよいでしょう。
とくに無意識にやってしまっている動きならなお良いですね。
みなさんは普段キーボードを叩きながら片手で飲み物を飲んだりしてないですか?
今回それをあえて両手で持って飲んでみるわけです。
僕も普段ペットボトルのお茶をよく飲むのですが、今回はあえて両手で飲んでみました。
両手で持っているという時点で「なんか変な感じ」がします。
この「なんか変な感じ」が今行っている行為に意識をむけさせます。
片手で飲む=無意識におこなっている状態
が
両手で飲む=意識しておこなっている状態
に変化するということですね。
すると不思議なことにお茶を持つ手の温度や喉を通るときのお茶の感覚なんかがリアルに感じられるようになります。
この両手でおこなうという動作は今この瞬間に気づくきっかけを作ってくれる便利なものなのですが、もうひとつ別の効果があります。
それは心を落ち着かせて感謝しやすい状態を作ってくれるということです。
両手でひとつひとつの動作を心を込めておこなうことで気持ちが落ち着き、自然と物事に対する感謝のい気持ちが生まれやすくなる状態ですね。
このあたりは頭で考えるよりじっさいにやってみたほうが実感しやすいと思いますので、ぜひみなさんも試してみてくださいね。
お茶を飲んだあとに
「ああ~ありがたい」
「はあ~しあわせ」
と感じれるようになってくれば成功だと思います。
そう思えない人は無理をせず、ただお茶を飲んでいる感覚に意識をむけてみましょう。
その感覚をじんわりと味わってみて下さい。
慣れてくると自然と暖かいものが内側から感じられるようになってきます。
ということで
日常当たり前に片手でやっていることを両手に変えることで
・いったん立ち止まり今やっている動作に意識を向けることが出来る
・その行為に対して感謝の気持ちがめばえるようになる
この2つの効果を得ることがわかりました。
これらを続けることでだんだんと日常の中で小さな幸せを見つける余裕が生まれてくると思います。
あと本題とは外れますが、行為そのものに意識を向けると
・食べ物(飲み物)の味が美味しくなる!
という効果もあります。
そちらも意識すると楽しみながら練習できるのでぜひオススメしたいと思います。
目の前の小さな幸せに気づこう
日常の行動を変えることでいったん立ち止まり、感謝する余裕をつくる方法を紹介してきました。
心に余裕が生まれてきたら、今度は目の前にある小さな幸せを見つけにいきましょう。
具体的には「当たり前」の中に「当たり前でないもの」を見つけていくやり方ですね。
ぼくが最近気づいた方法は
「眼の前にあるものがどうやって生まれたかを想像する」
というものです。
このあいだ夜中にお腹がすいて冷蔵庫にあるものでピザトーストを作って食べることにしました。
その時にふと思ったのですが
「このピザトースト一枚にいったいどれだけの人が関わってきたのだろう?」
ということです。
ざっと浮かんだだけでも
- ピーマンを作った農家の人
- チーズを作った酪農の人
- ケチャップを作った工場の人
(その原材料のトマトを栽培した人) - サラミの加工した人
(その原材料である豚を飼育した人) - それらの商品を販売店まで運んだ人
ちょっとイメージするだけで、もうきりが無いくらい浮かんできます。
「これはすごい!」
と思っちゃいました。
これだけの人たちがかかわったものがこの小さな食パンの上にのっかっているわけです。
今回僕が気づいたのはピザトーストの材料でしたが、それこそありとあらゆる身の回りのものがいろんな人の手を介して自分とつながっています。
「お金をはらってるんだから当たり前やん」
という考えもあるのですが
逆に
「この程度のお金ですごいリターンをもらってる!」
と感激することもできるわけです。
ピザトーストを食べているときの僕は間違いなく後者でした(笑)
日常にあるものを
「そんなの当たり前」
と思って過ごすのもありですが
どうせなら
「おおすげえ!」
と感動しながら過ごすほうが毎日楽しくなりそうな気がしませんか?
これはたまたま僕がみつけた方法ですが、あなたもいつもと違った視点で日常をながめてみてはいかがでしょうか。
ふだん気づかない「当たり前」の中に「当たり前でない」小さな幸せが潜んでいるかもしれません。
まとめ
ここまで当たり前の日常に感謝しつつ、目の前にある小さな幸せに気づく方法をお伝えしてきました。
簡単にまとめると
・ふだんの行動を変えることでいったん立ち止まり感謝する余裕をつくる
・「当たり前」の中に「当たり前でないもの」を見つけ小さな幸せを感じる
ということでしたね。
くり返しになりますが
私たちの日常にはたくさんの幸せがあふれています。
ふだん気づいていないだけでみなさんのまわりにもそういった幸せがたくさん潜んでいるのかもしれません。
あまり深刻にならずにそれらを楽しみながら一つづつ見つけていくのも面白いかもしれません。
あなたが当たり前の日常の中で小さな幸せに気づくきっかけになればとってもうれしいです。
最後までお読みいただきありがとうございました。