5月12日のニューヨーク・タイムズ紙から大きなニュースが飛び込んできましたね。
過去に問題視されていた「ハバナ症候群」についてのニュースなのですがその被害者の総数が以前から報じられていた60人よりさらに多い130人以上に登るという衝撃的な内容でした。
ハバナ症候群とは
謎の金属音が聞こえることにより精神・肉体に異常をきたす症状
のことを言います。
この外交官たちの赴任先がキューバと中国限定で、かつ対象がアメリカとカナダの外交官に限られているため一部では
中国の電波攻撃による陰謀ではないか?
という説がささやかれております。
日本でも13日にヤフーニュースで取り扱われ、コメントが一気に3000を超えるほど大きな注目を集めておりました。
なかには
「ハバナ症候群って一体何?」
「どんな症状がでるの?」
という方もおられると思いますので
今回は「ハバナ症候群」についてできるだけわかりやくすまとめていきたいと思います。
バハナ症候群とは何か?
米外交官の130人以上が脳損傷!?
ではあらためてハバナ症候群についてここまでわかっていることをまとめてみました。
・最初の事例は2016年キューバのハバナでおこった(このことがハバナ症候群の名前の由来になっている)
・その時キューバに滞在していたアメリカとカナダの外交官が自宅やホテルに居る時に謎の金属音を耳にしている
・謎の金属音による攻撃時間は20秒から30分
・その金属音による症状は「めまい」「頭痛」「耳鳴り」「震え」「精神疾患」ひどい場合は「脳に異常」をもたらす「脳損傷」
・「脳の損傷」の症状は専門医によると「脳震盪」と似ている
・家族や他の宿泊客には影響なし←コレ
・2018年キューバで報告されものと同様の告発が中国のアメリカ領事館職員によって報告された
・当時のアメリカ国務長官マイク・ポンペオは「この攻撃はキューバで報告された攻撃と一致している」と発言
・2021年5月12日ニューヨーク・タイムズがハバナ症候群による被害者の総数は60名ではなく130名以上と報道
・「謎の金属音」については「コオロギの鳴き声」「蚊の駆除剤に使われる神経剤」「マイクロ波攻撃」などいろいろな説があるが真相は解明されていない
ということですね。
「真相は解明されていない」
ということで今の所「陰謀論」や「都市伝説」で片付けられている側面もあるのですが
それにしては不思議な点がいろいろあると思います。
私が一番注目したのは
「家族や他の宿泊客には影響なし」
という部分ですね。
これは明らかに変ですよね。
赴任先の水や食べ物があわずに体調を崩したり、ストレスから自律神経が乱れ結果心身に異常をきたすことはよくあると思います。
しかしこのハバナ症候群のケースは
・アメリカとカナダの外交官のみ(しかも130人以上という総数)
・家族や一般のホテル宿泊者には影響なし
ということですので
「何者か」による人為的な「攻撃」である可能性は高い
のではないでしょうか。
アメリカという大国の国務長官がはっきり「攻撃」と発言しているのも裏付けがあるからではないかと思ってしまいます。
面白い説として
「コオロギの声」
というのがありますね(笑)
こちらについてわかりやすく解説してくれているチャンネルがありましたので貼っておきます。
日本人には耳に心地よい虫の声も分化が違えば「兵器」になるというのは面白くもあり、恐ろしくもありますね。
また一部で囁かれている
電波攻撃(マイクロ波攻撃)や中国あるいはキューバの陰謀ではないかとう説はほんとうなのでしょうか?
中国の電波攻撃による陰謀なのか?
はたして一部でささやかれている中国の電波攻撃による陰謀説というのは本当なのでしょうか?
まずは中国の陰謀説に対する世間の声から確認してみましょう。
ヤフーニュースについたコメントから抜粋してみました。
ものすごく高い確率で陰謀説を否定できないですね
恐ろしい国があるもんだ・・・
早急に原因究明してほしいです
そして全貌を明らかに!!
マイクロ波攻撃で敵対国の外交官を狙ったものだと思うんだけど。ターゲットに電子レンジ派浴びせるような感じ。アメリカの外交官がターゲットになっているってことは、チャイナかな。
ある空間やターゲットにマイクロ波照射して溶かす兵器じゃないかな?
米中ロしか持っていない都市伝説兵器。
外交官、武官はこれから金属メッシュの入ったヘルメットが必須になるな。
何とも不気味なニュースですね…
あのロシアや中国ならやりかねないと思っている人もさぞ多い事でしょう
ただ大々的な捜査はかえって捜査員の身を危険に晒す事になるのでしょうね
きっとこの件は、たとえ一件落着しようとも詳細は伝えられないと思います…
といった感じですね。
やはり
「中国の陰謀ではないか?」
と考えている人が多いですね。
またこちらのチャンネルではなぜ中国が関与しているか?という理由を解説してくれています。
この動画では電波攻撃(マイクロ波攻撃)というのは、マイクロ波をパラボラアンテナのようなもので集めてビームのように照射する。
と説明していますね。
マイクロ波とは電子レンジをイメージしてもらえばよいかと思います。
ただそれでも高エネルギーで照射すると脳震盪を引き起こすくらい強力になるということでうから恐ろしいですよね。
そしてなぜ中国が怪しいのかという理由については
2020年の11月にインドと中国の国境線でどうやら
電波攻撃(マイクロ波)が中国軍からインド軍に対し使われた
という報告があるからです。
その際インド兵は
15分にわたり嘔吐やめまいに襲われてやもなく前線から撤退した
ということですね。
この件に関しては「中国軍」も「インド軍」も正式には否定していますが、中国の学者が国内に向けてそういう事実があったと発表したようですね。
現実問題として中国とインドは国境線を境に常ににらみを聞かせている状況です。
かといって派手にドンパチするというのは現在の国際情勢においてはお互いに有効な手段ではない。
そこでお互いを牽制するためや、今回のように前線の部隊を撤退させる目的で「電波攻撃」や「マイクロ波攻撃」が実際に使用できるのであれば、かなり有効な手段になるのではないでしょうか。
なんだかSFチックな話になってしまいますが、これらの有効性から考えると電波攻撃に関する専門的な研究が進んでいてもおかしくはないですね。
まとめ
今回はハバナ症候群についてまとめてみました。
まとめてみて改めてやはり裏で何か人為的なものがあるのではないかと感じましたね。
「陰謀論」好きの私の知人に確認したとところ「マイクロ波」による攻撃というのは「陰謀論」のなかでは昔からあるあるでハバナ症候群以外のもいろんなところで定期的にあがってくるそうです。
ただどうしても目に見えないものだから立証するのが難しいということですね。
ただ証拠をつかむのが難しいという一面はあるものの今回のハバナ症候群に関してはあきらかに結果から見て
人為的な攻撃が行われた可能性が高い
のではないでしょうか。
事件が起きたのも「中国」「キューバ」「ロシア」などの反自由主義国であるというのもそれなりの理由があるような気がします。
ただそれらをはっきりさせてしまうとそれこそ大国同士の戦争に発展する危険性もあるため
おそらくは政治的な理由で表面上は理由を明らかにしていない部分もあるのではないでしょうか(つまり小競り合いレベルで収めておくということですね)
今後のアメリカと中国(ロシアやキューバも含め)との関係によってはまた新たな情報が明らかになってくるかもしれません。
ハバナ症候群については引き続き注目していきたいと思います。